とりあえず覚えておかないといけない基本タイプ
ABAPのタイプとオブジェクト
ABAPのタイプは公式のヘルプなど見ると、
階層化になっているということになっていますが、
なんだかわかりづらいので、即実践で必要になるタイプの解説をしたいと思います。
基本的にABAPにはデータ型と参照タイプと2種類あります。
絶対覚えておかないといけないのは、データ型になります。
最初は参照タイプは置いておきます。
データ型
基本タイプ(これ覚えておけば、なんとかなります)
固定長 文字タイプ
- TYPE C テキスト
これが一番使うかな
文字列の格納から、フラグの変数もTYPE Cが多いです
- TYPE N 数値テキスト
ゼロ埋めしたい数値を扱う場合に使います。
例)000010
- TYPE D 日付
日付型といえばこれで、
R/3の標準テーブルの日付に多いです
timestampも扱えますが、あまり使わない印象
(標準でも突然timestampもでてくるので注意が必要だが、
後々解説したいです)
- TYPE T 時刻
日付と同じで時刻といえばこれで、
R/3の標準テーブルの時刻に多いです
- TYPE X 16進数
バイナリデータ扱う場合に使いますが、
あまり使わない印象
古いバージョンのR/3だと、改行コードなど制御コードを
テキストに入れる場合とか使ってました。
固定長 数値タイプ
- TYPE P パック数値
パックの説明は省きます。
ABAPの計算では、P型で行うことが多いです
- TYPE I 整数
整数型なので、扱える桁が10桁で範囲が決まっていますので、
数量、金額の計算では使用しません。
アドオンプログラムでは結構な頻度で出てきます。
カウンタや、件数取得など幅広く使います。
- TYPE F 浮動小数点
私が携わったプロジェクトでは、あまり使いませんでした
可変長
- TYPE STRING 文字列順序
可変なので文字列を格納する際使いますが、
標準のテーブル、汎用モジュールなどSTRINGで受け渡しする
ことが少ない印象。
アドオンでは、TYPE C でやることが多いです。
R/3はテーブル項目でSTRINGが少なく、
TYPE Cの項目が多いからでしょうね。
使える時は使っていくと便利ですよ。
- TYPE XSTRING バイト文字列順序
あまり使いません。
バイナリファイルを扱ったりする場合使いますが、
今までに要件的にあまりなかったです。
pdfファイル作るとかで、使ったかな・・・。
まとめ
基本データの上記をさらっと覚えておくだけで良いかなと思います。
次は内部テーブルなどの、複合タイプの説明をします。